このたび、カブ50を手放しました。
最初はボアアップ(80ccくらい)にして乗り続けようとも思っていましたが、仮に失敗したときは完全に廃車になるリスク、ボアアップできても最大で80cc程度で110ccには届かないため、110ccとの入れ替えという決断をいたしました。
JA10のエンジンへの載せ替えという手段もありましたが、同時にメーター、ECU、スプロケット、エアクリーナーなどなどを変えなければまともに走らせることはできず、手間とお金がかかる為諦めました。
先日ホンダのイベントで実際にクロスカブに試乗してみて、125ほどのパワーはないけど、日常利用に十分なパワーだったことも入れ替えの決め手です。(年式は違いますが。)
一番最初にカブと出会ったのは、姉がカブ50(AA09)を納車したときです。
当時はまだバイクに詳しくなかったので「あぁ良いなぁ」程度でした。
それから数年が経ち、短大生になりました。工業系の短大でバイク通学している人もそこそこ多く、「バイクかっこいい!」と思うようになっていきました。
あと、最寄り駅から学校までで結構きつい坂道があったので、「バイクなら楽なんだろうな」と思いながら自転車を全力立ち漕ぎしていました。
短大2年の頃、アニメの「スーパーカブ」が放送されました。(アマプラで見てました。)そこから「カブ良いなぁ、乗りたいなぁ。」という思いが芽生え、カブ欲が出てきました。
そして5月に原付免許を取得し、2021年の6月6日、スーパーカブ50(AA04)を納車しました。
型落ち新車で、製造は2017年の8月くらい、AA04型の最後の方のモデルです。
製造から約4年、倉庫で眠っていたようです。
納車後は運転練習とリアボックスの取り付けをしに行きました。
GIVIの32L入るやつでシンプルな角型でサインでお気に入りです。
その後は長距離の運転をしてみたり、山を登ってみたり、港までナイトツーリングをしてました。
箱以外のカスタムで一番最初のカスタムはキタコのファッションバーです。
ドリンクホルダーをつけていました。
取り付けのための穴サイズを間違えたので少し後悔しました。
その後はサイドバックをつけたり、延長リアキャリアをつけたり、シートの吸盤下に衝撃吸収マットを敷いていみたりと比較的実用的なカスタムをしていました。
その後は延長キャリア+ボックスの組み合わせで落ち着いていきました。
見た目はダサい感じにはなりましたが、ウインドシールドとナックルガードも取り付けていました。ナックルガードの効果は微妙でしたが、ウインドシールドの効果は抜群で、カブをメインで使ってたときはほぼずっとつけていました。防風だけでなく、脱いだジャケットをかけるのにも使っていました。
ウインドシールドをつけるとき、何も考えずボディにベタ付けで取り付けたため、ヘッドライト上に少し傷がつきました。
傷に気がついてからは、車のドア用モールでのシールドが当たらないようにしたり、2、3センチ浮かせてから取り付けるようにしました。
三角西港までツーリングにも行きました。
このときは他車からの視認性確保第一思考だったので、リアボックスに大量の反射ステッカーを貼っていました。
今思うとだいぶダサい見た目になってたなとおもいます。
そして、友達を1人カブ沼に誘い込み、友達はジモティーでキャブのカブを購入しました。エンジンの掛かりは悪かったけど、値段の割にはきれいで少し羨ましかったです。(キャブのほうが弄りがいがあるので)
カブを納車して最初の年末、カブの大掃除をしました。外装を全バラシしたかったのですが、レッグシールドのネジが固着していたため、外せませんでした。
大掃除後は走り納めも兼ねて港までツーリングに行きました。
新年一発目は神社までツーリングに行き、交通安全ステッカーを購入し、メインフレームカバーの所に貼ってました。
このステッカーはカブの売却前に剥がして、CG125のヘッドライト上に貼り替えています。
新年明けてからは学生の時間があるうちにやっておきたいと思っていた、中型二輪免許の取得に励みました。
教習車のスーフォアとの馬力の違いや、クラッチの有無を感じながらの帰り道はパワーこそなかったけど、心地よく、安心感のある帰り道でした。
カブのポジションって落ち着くんですよ。
それからしばらくして、車が納車されました。が、車がメインになることはなく、そのままカブがメインの座に残りました。
車の運転はあまり好きじゃなかったので。
ただ、車を購入したことでホームセンターでコンテナが買えるようになったのでこのときはカブにコンテナをつけてました。
かっこよさはないけど、荷物をただ入れるだけなのて楽でした。
この頃グーグルのストリートビューの車を見かけて、写真を撮られてました。
カブ人生2回目のツーショットです。(1回目は納車のとき)
そして3月、中型二輪免許が取得できたため、レンタルバイクツーリングに行きました。
このときお店の人にレッグシールドのネジを外してもらいました。これがカスタムへの大きな一歩となりました。
これを期に外装の全バラシと、内部の清掃を行いました。
なんちゃってベトナムキャリアとかをつけてたのもこの頃です。
3月31日、学生最後の日はカブで湿った河川敷を走りました。
泥まみれにはなったけど結構楽しかったです。
社会人になり、ヤフオクで部品を購入するようになりました。
外装、リアフェンダー、カブプロようのサスなど購入しました。
外装はカスタムベースで購入したので、新車付属の方は外して保管し、それからはヤフオクの外装を使っていました。
そして、レッグシールドカットやリアフェンダーのカットなど、今までしてこなかったようなカスタムをしました。
フロントをフェンダーレスにしていたときもありました。
バーハン化を試みて、部品も購入していました。結局は最後までやり遂げることはできませんでした。
2022年6月18日
CG125を納車しました。カブはメインからサブへなりました。
ここから極端に走行距離が減ります。
50だし、制限速度は一応30だし、で乗る機会が減っていきました。
愛してなかったわけではないです。
時は経ち、フルカスタムを試みました。
まずは外装の全バラシ、ハンドル周りの外装もバラしました。
結構かっこいい見た目で好みでした。
バーハンドル化もパーツの交換まではしました。
加工用でカブプロのメインハーネスも買ってました。(カプラなどが結構違ったので使わず終いでしたが。)
しばらく外装がない状態が続きかわいそうになったので外装は戻しました。
それからは近くのスーパーへの移動でたまに乗ってました。
再びカスタム熱が再熱、このときはCG125のパーツも一部使ってのカスタムを試みました。
最後はノーマルに戻しました。
正確には、レッグシールド、フェンダー、ベトキャリ、フロントキャリアで落ち着きました。
最後手放すときはフロントキャリアとレッグシールドのボルト以外は完全ノーマルでした。
変にカスタムしていると次のオーナーが使いにくかったり、査定に響くと思ったので。
なんだかんだでノーマルのカブが見ていて一番落ち着きます。
時代は変わっても、カブはカブなんだなと。生活の一部だなと。
バイクの中でも、屈指の生活に馴染むバイクだったと思います。
AA04はカブの歴史の中で唯一の海外製造されたカブで一部にその鱗片を感じさせていました。
ヘッドライトカバー上のツラが合ってなかったり、キャリアの荷掛けフックが平行でなかったり、ネジの締付けが異様に高トルクで締め付けられていたりなど。まあ、微妙なところはありました。
でも、日常使用には何ら問題なかったです。
AA04型とJA10型は中国の新大州本田で製造されていたため、カブの歴史を語られるときは、よく熊本製造に戻ったAA09型やJA44型の踏み台にされていました。
カブはカブなんだからそんな紹介はしないでほしいなと思っていました。
どこで作られてもカブはカブなので。
デザインがカクカクしていてもカブはカブなので。
僕はAA04を愛していました。
入れ替えを決断したくせに言うのもなんですが、手放すときには寂しかったです。
また、グーバイク越しで会えるのを楽しみにしています。
出品されたらお店に見に行ってみようと思います。